備前焼は日本が世界に誇れる陶芸文化であり、備前は日本で最も歴史の長い陶芸の町の一つです。
備前焼及び陶芸の町としての備前の歴史は千年に及びます。
備前焼は日用品から歴史的・文化的価値のある作品に至るまで数多くの優れた作品を生み出してきました。
戦後は5人もの人間国宝を輩出しています。
そして備前の町も備前焼の町として多くの備前焼作家が窯を構え、陶芸の町としての地位を築いてきました。
このような状況の中、昨年の2013年7月9日付けの日本経済新聞中国経済面で、備前焼の現状が取り上げられ関係者に大きな衝撃を与えました
その記事が伝えるところでは、ピーク時に60億円に達していた売上が現在3分の1未満の18億円に落ち込み、廃業や休業が続出しています
要である備前焼が不振のため、備前の町の経済的苦境も察せられます
この現状を受け、地元の備前焼作家有志の方々は備前焼作陶教室を開催し備前焼の啓蒙に取り組んでいます
また地元の企業経営者や商店街の方々が、任意団体「いんべ100万人プロジェクト委員会」を立ち上げ、町の美化を通じた備前焼及び備前地域振興のため活動しています
ただこれらの活性化策は主として備前焼作陶体験の機会提供や町の美化などハード面を中心としたもので、情報発信や新規備前焼ファン開拓といったソフト面での取り組みの欠落を指摘する声が関係者の間で上がっていました
そこで私たちは新規備前焼ファン開拓や情報発信に的を絞り、ソフト面に注力した地域振興を行いたいと考え、NPO法人「備前焼タウンプロジェクト協議会」(仮称)の設立を決意致しました
私たちNPO法人「備前焼タウンプロジェクト協議会」(仮称)は備前地域の人を主役に、地域外の方々にも関与して頂き、ソフト面に重きを置いた地域振興策を立案・実行していきます
その地域振興策の具体的な中身については施策をご覧ください